2008年2月2日土曜日

ベンチャーとは

ベンチャーに投資はするな。


ベンチャー企業に投資はするなと書きましたが、本当は、投資の価値はベンチャー企業に投資してこそのものなのです。

では、ベンチャー企業って何でしょうか?
ITとか、バイオとか、先端を行っている企業のことでしょ。。。





違います。
こういう企業のことは、Technology 企業というだけです。


出来立ての会社のことでしょ?



違います。 それは、Start Upと呼ばれます。


ベンチャー企業とは、Venture Capitalや、Angelから、資金を募り、文字通り、倒産か、上場して大きなキャピタルゲインを狙う、又は上場後もどんどんと企業価値を向上させ、それに伴い株価も上がることで、投資家へキャピタルゲインを提供する企業のことを言います。

よって、現在の日本の企業で、ベンチャーと呼ばれる企業はほとんどありません。
また、ベンチャーキャピタルと呼ばれる企業も、真のベンチャーキャピタルではありません。


これは企業だけがいけないのではなく、日本人のファイナンシャルリテラシーが低いことにも原因があります。バブル以降、株=危険というイメージや、近年の 株=デイトレといった安易な考え方が悪いのです。

また、企業の経営者にも、「とりあえず、上場」と考えている人や、巨大化しすぎた成熟期にある株式市場からの資金調達の必要がない(株式より、負債による調達のほうが成熟企業には、資本コストが低いためによいので)企業が、上場したりと・・・

まあ、アメリカや、欧州から見ると、非常に不可思議な現象が起きているのでしょう。


真のベンチャーとは、Googleのような全く新しい価値を革新的に提供する企業を指すのであって、間違ってもIT企業のことを指すのではありません。

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